ノキシノブの前葉体
ノキシノブが上の方までたくさん付いたコナラの木がありました(下の写真)。
出会ったノキシノブは、まだ胞子のうをつけていない若いものがほとんどで、とても小さな葉のものも多く(下の写真)、もしかして前葉体もあるのではないか、と、目を凝らしてみつけたのが、1枚目の写真の前葉体でした。
ノキシノブとその胞子のうや、そこからの胞子散布のことは以前載せました(こちら)が、その胞子が発芽してできるのが前葉体です。 前葉体で卵と精子が作られ、受精卵からできるのが私たちが目にするノキシノブです。
前葉体は目を凝らさないと見えませんが、生殖活動をするのですから、立派な“大人”で、私たちが目にするノキシノブはその子供であることは、前に別のシダで書いています(こちら)。
下の写真で、緑の濃いハート型をしたものが前葉体で、少し薄い緑色のものが、受精卵からできた小さなノキシノブ(胞子体)です。
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