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2013年1月24日 (木)

冬のフヨウ

 寒風の中のフヨウ、鮮やかな色はありませんが、果実にたくさん生えている毛も逆光で見るとなかなか美しいものです。

 果実の中には、この時期になっても、まだたくさんの種子が残っています。 種子にもたくさんの毛が生えています。

 種子の毛は、片方にのみ生えているようです。

 ところで、この種子の毛は何のために生えているのでしょうか。 一般的には種子の毛といえば、タンポポなどのように風に乗って種子を遠くへ運ぶことに役立っているのでしょうが、それにしては毛の長さは短すぎるようです。 実際に種子を落としてみましたが、風に乗るような印象はありませんでした。
 以下は私の思いつきで、フヨウイなコメントは慎むべきかもしれませんが、もしかしたらこの毛は互いに絡み合って、簡単には落ちないことに役立っているのかもしれません。 つまり、弱い風に揺すられても落ちず、強い風で大きく揺すられた時にはじめて種子を散布することで、少しでも遠くに種子を飛ばそうとしているのかもしれません。

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