ツヤヤドリタマバチ科の一種
写真のハチは、体長 1.5mm、翅端まで 2.1mmでした。 艶があって美しいハチです。 当初は「タマバチ科の一種?」としていましたが、おちゃたてむしさんに教えていただき、タイトルと記事内容を変更しました。
山岸先生の「寄生蜂の解説」によれば、ツヤヤドリタマバチの特徴として、腹部は扁平な円形で、第1節と第2節によって占められる(上の写真)ことや、中胸の小楯板は環状の溝をもち、中央の“島”は涙滴型である(下の写真)ことなどが挙げられています。
ツヤヤドリタマバチ科は、個体数も比較的多く、2012年の夏現在で、日本で21種、世界では1,000種ほどが確認されています。 寄主はハモグリバエなどの小型のハエの蛹ということです。
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コメント
こんばんは。
このハチはツヤヤドリタマバチ科だと思います。形態の特徴としては山岸先生の「寄生蜂の解説」に「中胸の小楯板は環状の溝をもち、中央の“島”は涙滴型」とあります。こちらでも冬場の葉裏探しでよく見つかります。
10日の無翅のタマバチは2010.01.11のハンマーさんの記事でコナラの芽に産卵しているものによく似ていますね。真冬が活動時期なんでしょうか。
投稿: おちゃたてむし | 2013年1月12日 (土) 21時44分
おちゃたてむしさん、ありがとうございました。おかげさまでスッキリしました。
ハンマーさんの所では、タマバチがたくさん取り上げられていますね。たしかに'10.01.11.のものとはよく似ていますね。私も産卵中のものを撮りたいものです。
投稿: そよかぜ | 2013年1月13日 (日) 00時01分