アブラニジモントビコバチ
2015.2.13.にニジモントビコバチ( Cerapteroceroides japonicus )を観察し、比較検討の結果、下のトビコバチはアブラニジモントビコバチ( C. fortunatus )だろうと思いますので、タイトルを変更します。
写真はトビコバチ科のニジモントビコバチの一種( Cerapteroceroides属 )だと思います。 体長は1.0mm、翅端までは1.2mmでした。
体はずんどうでやや扁平、中脚が長くなっているのはトビコバチ科の特徴です。 触角は扁平で、見る角度によって、厚さが全く違って見えます。
この属のコバチは美しくて注目の的で、おちゃたてむしさんのアブラニジモントビコバチやニジモントビコバチ、syuichiさん、そらさん、tukikuiさん、BABAさん、Hepotaさんなど、あちこちに載せられています。
Cerapteroceroides属は全世界で9種しか報告がないそうですので、今回の私の写真もどれかと同種かもしれませんが、写真が細部まできちんと写っていませんし、見分ける能力がありません。
冬に見られるコバチの仲間は、ほとんどが秋に交尾を済ませたメスで、産卵する春まで寒さに耐えているようです。 オスは交尾を終えると死んでしまい、今見られるオスがいたら、それは今が交尾期の種だろうということです。 ですから、この写真のものもメスで、雄は翅の斑紋もなく雌とはだいぶ異なった姿をしているようです。
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