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2012年12月16日 (日)

クヌギとアベマキ

 もう雪が深く積っているところもありますが、大阪付近の里山では落ち葉を踏み分けて歩く季節となりました。

 上の写真では、クヌギ、アベマキ、ナラガシワなどの落ち葉が写っています。 これらはみんなブナ科の同じ属( Quercus )ですが、特にクヌギとアベマキの葉の形態は、とてもよく似ています。 しかし、両者の葉の裏の色は、かなり違います。
 上の写真で、右下の葉の裏が茶色のものはクヌギの葉で、左上の白っぽい葉の裏はアベマキのものです。 この違いは、生葉よりも落ち葉の方が、よく分かります。

 上はクヌギ(左)とアベマキ(右)の葉を並べて撮ったものです。 どちらも葉の裏です。 側脈がほぼ一直線に鋸歯の先端に達しているのはブナ科の特徴で、鋸歯の形なども両者はよく似ていますが、色の違いは、はっきりしています。
 アベマキの葉の裏が白っぽいのは、じつはアベマキの葉の裏には星状毛がびっしりと生えているからです。 この星状毛は、細く短い毛がびっしりと重なり合って生えていて、いくら目を凝らしても見えないほどの毛ですが、人の指先の感覚は鋭いもので、両方の葉を指で触って比較すると、はっきりと違いが分かります。

 上はアベマキの葉をちぎって、その断面を撮ったもので、上側が葉の裏です。 これくらい(葉の厚さで想像してください)に拡大すると、やっと毛の存在が分かります。

 クヌギとアベマキの幹も比べておきます。 上の写真で、右がアベマキ、左がクヌギです。 アベマキの幹の方が荒々しい印象を受けます。 アベマキではコルク層がよく発達し、樹皮が厚くなるため、樹皮の裂け目が強調されています。

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