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2012年12月13日 (木)

ウスイロアシブトケバエ

 ケバエ(毛蝿)の名前は、体にたくさんの小剛毛が生えているところからでしょう。 ハエとついていますが、ハエやアブの仲間(短角亜目)ではなく、カの仲間(糸角亜目)になります。 幼虫は腐食質や動物の糞などを食べています。
 ケバエの仲間は、このブログでも、これまでにメスアカケバエハグロケバエなどを載せてきました。 上に書いたのはいずれも春ですが、ケバエの仲間は春に出現する種が多いようです。 しかし秋に出現する種もいて、今日のウスイロアシブトケバエもそのうちの一種です。 この秋は、なぜだかウスイロアシブトケバエをあちこちで見ました。

 上はウスイロアシブトケバエのメスです。 前脚脛節には端に1対の棘があり、途中には棘はみあたりません。 これがケバエ科のうちで、Bibio属の特徴です。 Bibio属には数種確認されていますが、平均棍が黄色く、体を覆う毛が白っぽいところから、ウスイロアシブトケバエと判断しました。
 胸部背面の色には個体差があるようで、下は別の日に別の場所で撮ったものですが、これもウスイロアシブトケバエのメスでしょう。

 上と横からの写真だけではおもしろくないので、顔のアップも載せておきます。

 ところで、オスとメスとで外観がたいへん違うのも、ケバエの仲間の特徴のひとつです。 オスの複眼は、メスを探すためでしょうか、たいへん大きくなっていて、左右の複眼が接しています。
 下は、上に書いた前脚脛節の棘の特徴から、Bibio属のオスには違いがありません。 また、後脚の付節の第1小節が膨らんでいますが、これはウスイロアシブトケバエのオスの特徴のようです。 秋に出現するケバエの種類は少ないことからも、ウスイロアシブトケバエのオスに間違いはないと思います。

 おちゃたてむしさんのブログには交尾中のウスイロアシブトケバエが載せられています。 このオスと比較すると、上の写真のオスは脚の色が黒っぽいのですが、個体変異の範囲内だと思います。

 12月9日より写真の表示方法を変更しました(こちら)。 今回も、従来のココログでは、これだけの写真を1つの記事の中に入れることはできません。 しかし、ログインしたままにしている私の SkyDrive と皆様とは使用感が違っているはずで、少し気にはなっています。 このあたりの感想もお聞かせいただければと思います。

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コメント

こんばんは、

最初にアクセスして、記事と一緒の画像が出てくるのに時間が掛かるのは、そう言う設定なのでしょうか。
画像をクリックして、SkyDriveの画像の表示にワンテンポある方は、何となく分かる気(こんなものかなと言う感じ)がします。

私も、後二年もすれば同じ状況になるので、何らかの手を打つ必要が出てくるのでしょう。
そう言う意味では、非常に参考になります(^^)。

投稿: そら | 2012年12月14日 (金) 22時17分

画像がホワ~ンと出てくるのは SkyDrive の仕様のようです。
記事の中の画像の呼び出しに時間がかかっているのは、「サインインしないで共有でない画像を表示する」という処理に時間がかかっているような気がします。

投稿: そよかぜ | 2012年12月15日 (土) 00時06分

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