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2012年11月28日 (水)

ハイタカとカラスの空中戦

 ふと空を見上げると、ハイタカとカラスの空中戦の最中。 1羽のワシタカ類対多数のカラスという図式は何度か見ましたが、1対1の空中戦は初めて見ました。
 カラスの半分ほどの大きさのハイタカですが、さすがにタカの仲間、勝負は互角のようでした。

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 飛んでいるワシタカ類を見上げて区別するのは難しいのですが、この時はカラスという“ものさし”が一緒に飛んでくれているのですから、大きさを大きく見誤ることはありません。
 ハイタカ属には、大きいものから順に、オオタカ、ハイタカ、ツミの3種がいて、ハイタカとツミは、ツミの方が少し小さいだけで、よく似た大きさですが、オオタカやハイタカの翼先(風切)が6枚なのに対し、ツミは5枚です。
 この記事は、写真の翼先が5枚に見えたので、他の特徴からは疑問を感じながらも、はじめはツミとしていました。 しかし、Shin'sさんから、最上部の翼先が数えもれで、6枚あると教えていただきました(詳しくは下のコメント参照)。 たしかに最上部の短い翼先が2番目のものとくっついていて、この写真の大きさでは分かりにくくなっているようです。

 空中戦は5分ほど続いていましたが、次第に高度を上げ、肉眼では点としか見えなくなったところで左右に分かれていきました。

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コメント

そよかぜさん、おはようございます。

日頃訪問しないのに、コメントをすれば指摘だけと
いうのは嫌がられそうですが・・・
一昨年もマヒワやアトリ科の鳥が多く、それを狙う
ハイタカも多かったように記憶しています。

さて、この猛禽はハイタカ属最小のツミではなく
ハイタカでしょう。
識別点はお書きの翼先分離や飛形、尾羽長さ、顔つき等
いろいろですが、翼先分離の数え方を誤っているようで
これには6枚存在(最上部数えもれ)していますね。

メールでやりとりする方法もありますが、コメント欄を
公開されているのは広くコメントを受け取る設定と考え
書き込みさせていただきました。

投稿: Shin's | 2012年12月15日 (土) 09時15分

Shin's さん、ご指摘ありがとうございます。さっそく訂正しました。
コメントのやりとりで理解や考え方が深まるような、こういうコメントがいちばんありがたいと思っています。
ある意味、教えていただきたくて書いている所もありますから。
これからもよろしくお願いします。

投稿: そよかぜ | 2012年12月15日 (土) 21時34分

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