クロツラヘラサギ
写真は岸和田市の久米田池に来たクロツラヘラサギです。
名前は面(つら:顔のこと)が黒くて嘴(くちばし)がヘラのような形をしたサギということです。 「サギ」とついていますが、サギ科ではなく、トキ科です。
顔は光が当たっているとそんなに黒くもないようですが、ヘラサギと比較すると、ヘラサギでは目の周囲は全部白色です。
前から見ると、嘴がヘラのような形をしているのがよくわかります(上の写真)が・・・
横から見ると、平たい嘴ですね。 嘴の先端は少し曲がっています。
採餌は嘴を水中に突っこんで振り回し、嘴に当たった魚を捕まえているようでした。 水中は見えているのでしょうか。
クロツラヘラサギは世界的にも個体数の少ない鳥で、2011年の世界一斉個体数調査で確認されたのは、たった1,848羽のみでした。 日本には冬鳥として少数が飛来しますが、環境省のレッドリストでは、絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。
岸和田市の久米田池には、以前(といってもかなり昔ですが・・)に何度か滞在記録があり、久米田池のシンボル的存在として、久米田池のフェンスにはクロツラヘラサギの絵も書かれています。
今回クロツラヘラサギが久米田池に来たのは17年ぶりになります。
羽を広げると端に黒い色が見えます。 成鳥ではこの黒い色は見られませんので、まだ若い個体のようです。
クロツラヘラサギは以前にもいちど載せています(こちら)が、この時は距離が遠く、いい写真ではありませんでした。 今回は近くまで来てくれて心行くまで撮ることができました。
参考にしたHP等
岸和田市公式ウェブサイト(きしわだの話題)
ウィキペディア
Yachoo! オンライン野鳥図鑑
◎ 西表島で撮ったクロツラヘラサギの飛翔の様子などをこちらに載せています。
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コメント
久米田池で出合った鳥たちの話題の中に、ちょこっとクロツラヘラサギが登場です、リンクお願いしていいですか?
投稿: わんちゃん | 2012年11月29日 (木) 22時40分
どうぞリンクしてください。
投稿: そよかぜ | 2012年11月30日 (金) 20時57分