ヤブミョウガ
秋に山道を歩くと、ヤブミョウガの青い実があちこちに見られます。
この青い実も、環境や時期によって、微妙に色あいが変わってきます
名前は藪(やぶ)に生えるミョウガということですが、似ているのは葉だけで、ヤブミョウガはツユクサ科ですし、ミョウガはショウガ科ですから、全く別の植物です。 似ているといわれる葉も、その出方は、ヤブミョウガはいろんな方向に出ますし、ミョウガは2列互生です。
ヤブミョウガは、種子以外にも地下茎でも増えますから、よく大きな群落を作っています。
ヤブミョウガの花は7~8月頃に咲きます。 花弁とガク片が3枚ずつですが、どちらも白い色をしていますので、注意しないと見分けがつきません。 オシベは6本、メシベ1本です。
下は両性花ですが、これとよく似て子房が退化ぎみの雄花が混じります。
※ 同じツユクサ科でヤブミョウガによく似た南米原産のブルージンジャーを「そよ風に乗って」に載せています。
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コメント
ヤブミョウガという植物の実だったんですね!!
私も散策していてこの実を見つけ、名前を知りたくて「青い実」「秋」でGoogle画像検索したのですが、なかなかこの実が出ている写真を見つけられなくて、もう無理かと思いかけた時にこちらの写真発見しました。
私のブログにもこの名前で紹介しようと思います。名前を教えていただきありがとうございました。m(_ _)m
投稿: 花咲か父さん | 2012年11月22日 (木) 22時24分
お役に立てて何よりです。
このブログは、ほぼ毎日、定期的にチェックしていただいている方が約40名、過去の記事に検索で来られる方はその5~6倍おられます。
検索で来られる方に便利なように、キーワードをうまく使うといいのですが、型にはまりすぎるのもイヤなので、まだまだ試行錯誤が必要なようです。
投稿: そよかぜ | 2012年11月22日 (木) 23時04分