アカバナ
このブログでも今までに、ユウゲショウ、アメリカミズキンバイ、ミズタマソウや、その他にも多くのアカバナ科の植物を載せてきました。 しかしアカバナ科の代表であるアカバナは今回はじめての登場となります。
アカバナは高さ50cm前後になる多年草です。 葉は、下部では対生し、上部では互生していて、しばしば茎を抱いています。
花の色は真っ赤というわけではなく、アカバナの名前は、秋に葉や茎が紅葉して赤くなることからだとも言われています。
アカバナ科の多くは、ガク片、花弁、オシベの数など、花の基本数は4です。 しかしこの数は変異しやすいように思います。 例えば、オオマツヨイグサではメシベの柱頭が4裂しているとは限らないことを書きましたし、チョウジタデでも、ガク片・花弁・オシベの数が変化しやすいことを書きました。
アカバナも基本的には、ガク片・花弁・オシベの数は4ですが、下の花の右上のオシベでは、腋芽でも伸びるかのように、1本のオシベの両脇から、少し小さいオシベが伸びています。
メシベの柱頭はこん棒状です。 ガクの下に続く子房は細長く、まるで花柄のようです。 この子房は、花が終わった後にさらに伸び、1枚目の写真のように、長~い果実になります。
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