サメハダツブノミハムシ
小さな穴がいっぱい開いているアカメガシワの葉(上の写真)、開けたのは・・・と探すと、体長2mmほどの小さな甲虫が目につきました(下の写真)。 あちこちに何頭もいますし、葉をかじっている個体もいたので、この穴を開けた犯人に間違いないでしょう。
後脚の腿節が太いのでノミハムシの仲間だろうと思い、食草がアカメガシワであるノミハムシを探すと、サメハダツブノミハムシだとすぐ判りました。
いちどみつけてしまうと、自然と目がアカメガシワの葉に行きます。 この秋は、あちこちのアカメガシワで、1枚目の写真のようなたくさんの穴はなくても、サメハダツブノミハムシを見かけました。
上は手に乗せて撮ったサメハダツブノミハムシです。
アカメガシワはこの先落葉します。 その時にサメハダツブノミハムシは?
おちゃたてむしさんのブログには、12月17日にアラカシの葉の裏にいるサメハダツブノミハムシが載せられています。 またtukikuiさんのブログでは、暖かい宮崎市ではありますが、3月19日にアオキのガクを食べているサメハダツブノミハムシが載せられています。 どうやら別の植物に移って成虫越冬するようです。
産卵は新しいアカメガシワの葉が出てからになるのでしょうね。
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コメント
最近、こちらのブログを知って毎日拝見させていただいてます。
素敵な画像と説明、テーマもとても魅力的です。
自然観察を初めてまだ数年なので、発見と驚きの毎日です。
タイムリーにアカメガシワのレース状を観察していたので、とても参考になりました。ありがとうございました。
投稿: くま | 2012年11月 5日 (月) 01時04分
お褒めいただき、ありがとうございます。
このブログはタイトルにもあるように、near at hand なものを扱っているのですが、書いても書いても、まだ載せていないものがどんどん出てきます。
末永くこのブログとお付き合いください。
投稿: そよかぜ | 2012年11月 5日 (月) 21時11分