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2012年10月16日 (火)

イヌハギ

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 イヌハギは河川敷や堤防などの日当たりの良い草地に生えるハギの仲間(Lespedeza属)です。 草本状の小低木であることや、互生の葉は3小葉からなることなどは、他の多くのハギの仲間と同じです。 「イヌ」とつくのは、花の色が白色主体で地味なためでしょう。
 地味であまり注目されず保護されないままに、このイヌハギも堤防の整備などで生育環境が狭くなり、減少しつつある植物のようです。

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 花は長い総状花序にたくさんつきます。 枝には黄褐色の軟毛を密生しています。
 上の写真で、枝分かれの基部などに、まるで虫えいのような丸いかたまりがついています。 じつはこれは閉鎖花が集まった部分です。 閉鎖花には花弁が無く、オシベとメシベだけで、花開くことなく自家受粉をして種子を作ります。

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 上が開いている有弁花です。 多くのマメ科の花同様の蝶形花です。 旗弁には赤い斑紋があります。
 有弁花のガク裂片は細長く、先が尖り、長い毛が生えています。

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コメント

ちょこっとイヌハギがblogの記事の中に・・・
リンクお願いしました、事後報告で・・・

投稿: わんちゃん | 2015年4月27日 (月) 13時21分

了解

投稿: そよかぜ | 2015年4月28日 (火) 00時33分

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