コブオトシブミ
9月下旬、コアカソに揺籃がついているのを見つけました(下の写真)。
たくさんついていたので、いくつか持って帰りました。
幼虫が揺籃の中を食べて育っていたらしく、10月4日には揺籃はボロボロになり、中が見ています。
揺籃の中では既に羽化が終わり、たくさんの糞が残されています。
揺籃から出てきたのはコブオトシブミでした。
コブオトシブミはコアカソやクサコアカソなどのイラクサ科の葉で揺籃を作ります。 北海道のものをオオコブオトシブミ、本州以南のものをヒメコブオトシブミと分ける説もあります。 北海道での食草はニレ科のオヒョウだということです。
成虫はヒメゴマダラオトシブミに似ていますが、頭部も黒一色ですし、上翅の“コブ”はヒメゴマダラオトシブミよりも少し低めです。 またヒメクロオトシブミにも似ていますが、コブの有無と、コブオトシブミの脚は黄色で後脚の腿節の端が黒いことで区別できます。
コブオトシブミは春から何度か世代を重ねるようですが、この時期に羽化した成虫は、このまま越冬するのでしょうか。
| 固定リンク
「昆虫08 甲虫」カテゴリの記事
- アオバネサルハムシ(2014.07.07)
- マツノシラホシゾウムシ(2014.06.28)
- アリモドキ科の一種(2014.06.27)
- センノキカミキリ(2014.06.21)
- ヤツメカミキリ(2014.06.10)
コメント