マミチャジナイ
堺市の大泉緑地(10月27日)にいたマミチャジナイです。 大泉緑地の鳥に詳しい人の話によると、もう1週間ほど居付いているようです。 ただ、森林に生息するツグミの仲間で、林床には降りてきてくれますが、用心深い鳥で、明るい所にはなかなか出てきてくれないようです。
マミチャジナイは日本では主に秋に渡来する旅鳥ですが、少数が西日本~南西諸島で越冬します。 渡りの時期には群れるようですが、普段は主に単独でいるようです。
背面や翼は褐色で、腹部は白く、胸部から体側面にかけてオレンジ色をしており、白い眉斑があります。 写真はオスの成鳥ですが、メスでは頭部の褐色味が強く、ノドの白い部分に暗い縦縞が入り、眉斑もオスの成鳥ほどははっきりしていません。
体の色や大きさは同じ属のアカハラに似ていますが、アカハラには明瞭な眉斑がありません。
マミチャジナイは漢字では眉茶■(■は即の下に鳥と書く漢字ですが、表示できないようです)と書きます。 ■(即の下に鳥の漢字)はシナイと読み、ツグミの古語ですから、マミチャジナイは「眉のある茶色のツグミ」ということになります。
| 固定リンク
「野鳥2 陸の鳥」カテゴリの記事
- オガワコマドリ(2014.04.24)
- キジの母衣(ほろ)打ち(2014.04.11)
- 繁殖期を迎えたイソヒヨドリ(2014.04.01)
- ホロホロチョウ(2014.03.27)
- クロトキ(2014.03.26)
コメント