シマハナアブ
ソバの花にシマハナアブが来ていました。
シマハナアブはナミハナアブと共に普通に見られるハナアブで、いろんな花をよく訪れています。 平地では春と秋によく見られますが、夏期は涼しい高地へ移動しているようです。
上の写真といちばん下の写真では、蜜を吸うために口吻を伸ばしています。 体には花粉があちこちについています。 花にとっては、良いポリネーター(花粉媒介者)です。
ハナアブの仲間の識別はなかなか難しいものです。 下にナミハナアブとの比較で、シマハナアブの特徴を整理してみました。 腹部背面の模様は、目につきますが、個体差が大きいようです。
- シマハナアブの胸部背面には明瞭な横帯がある(上の写真)。 ナミハナアブではあっても不明瞭。
- シマハナアブの後脚脛節は細く、前半が黄色(上の写真)。 ナミハナアブの後脚脛節は黒一色で太い。
- 顔を正面から見たときの縦の黒いラインが、シマハナアブの方が細い(下の写真)。
- ナミハナアブの複眼には、よく見ると、縞状の模様がある。
- シマハナアブの方がナミハナアブより少し小さい。
幼虫は汚水中で腐食物を食べて育ちます。
(2012.10.5.「堺自然ふれあいの森」にて撮影)
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