アカホシテントウ
アカホシテントウは、黒色に滲むような赤い紋を持つ、強い光沢のあるテントウムシです。 幼虫も成虫もタマカタカイガラムシを捕食しているようです。
このアカホシテントウがアオギリの葉の裏にたくさんいました(上の写真)。 どの個体もじっとしています。 写真を撮ろうと葉を引き寄せると、ボトボトと落下します。
アオギリの隣のソメイヨシノの葉の裏にもたくさんついていました(上の写真)。 周囲に餌となるカイガラムシがいないか、かなり熱心に探したのですが、見つけることはできませんでした。
写真は10月8日に撮ったものですが、これだけ集まっているのは、もう越冬の準備に入っているのでしょうか。 アカホシテントウは成虫越冬します。
アカホシテントウさんの「テントウムシ観察記」(平成12年、八尾市久宝寺緑地での観察)によれば、アカホシテントウは、
12月も終わりになると交尾しているテントウムシをよく目にするようになり、
2月に入って産卵し、
4月に入って孵化が始まり、
5月の終り頃に羽化するとのことです。
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コメント
1枚めの写真を見て一瞬「??」と思ってしまいました。逆さまなんですねw。確かに彼らにとっては常にこの姿勢でいる訳ですね。
投稿: kanageohis1964 | 2012年10月26日 (金) 23時11分
1枚目の写真はフラッシュを使っているので、自然光とは違う所が明るくなって上下関係を混乱させてしまったのかもしれませんね。
写真は葉の裏で休んでいるところですが、動き回っているときは、背側を上にすることも、もちろんたくさんあります。
投稿: そよかぜ | 2012年10月27日 (土) 23時09分