ミズキンバイ
ミズキンバイはアカバナ科の多年生草本で、昨日のチョウジタデとは同じ属(Ludwigia)です。 チョウジタデ同様、史前帰化植物と考えられています。
花は花弁5枚の1日花です。
上は果実です。 この果実は成熟しても裂けず、このままの姿で落ち、土の中で果皮が腐って分解され、種子がこぼれ出ます。
ミズキンバイは地面を這うように生育しながら根を出し、茎が折れると、そこから別個体として生育します。 このような生育パターンは、上を他の植物に覆われると光をめぐる競争に負けてしまいますが、水の氾濫や耕作などによる撹乱で他の植物がダメージを受ける時こそ仲間を増やすチャンスということになります。 しかし最近は、河川改修や農薬などの影響か、個体数が減ってしまい、絶滅危惧種となってしまいました。
最近ではこのミズキンバイに替わるようにして、アメリカミズキンバイが増えてきています。
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