ホソバヒメミソハギ
昨日ミソハギについて書きましたが、日本には同じミソハギ科のヒメミソハギも分布しています。 ところがこのヒメミソハギを見ることは、近年とても少なくなり、替わって外来植物のホソバヒメミソハギを見ることが多くなりました。
上の写真は家の近くの田に生えているホソバヒメミソハギですが、このような田が近くに数箇所あります。
ホソバヒメミソハギはアメリカ大陸原産の1年生植物で、最初の報告は長崎産のものについて1952年になされています。 当初は沖縄や九州などの温暖な地域のみに分布していましたが、現在は埼玉県以西で普通に見られるようになってきました。
茎の断面は四角形で、葉は細長く対生です。 葉の基部は両側に円く張り出して茎を抱いています。
花期は夏~秋で、花は葉腋につきます。 花弁は4枚、オシベは4本です。
上の写真にはツボミも花も果実も写っています。 果実はほとんどガク筒に包まれていて、頂部のみ露出しています。
日本在来のヒメミソハギは、花弁が小さく、葉の基部は張り出さず、果実は半分以上がガクより露出します。
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