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2012年9月18日 (火)

ミソハギ

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 盆花などによく使われるミソハギ、名前の由来は、禊(みそぎ)に使うハギに似た植物つまり禊萩からとも、溝に生える溝萩からとも言われています。

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 ミソハギはミソハギ科の多年草です。 葉は対生で、茎の断面は四角形です。 花はお盆の前後に咲きます。 花弁は6枚(上の写真では花弁が散って5枚以下になった花も見られます)、ガク片は水平に開く花弁の間から上に伸びだしていますが、このガク片の間には、横に張り出す付属体があります。

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 上はミソハギの花の中心部を拡大したものですが、メシベが長く伸び、その後にオシベがあります。 オシベの本数は、上の写真では重なっていてよく分かりませんが、緑色の花粉のオシベが6本あり、その奥に黄色い花粉のオシベが6本あります。
 この上の写真と2枚目の写真の花とを比較してみてください。 オシベとメシベの位置関係はどうですか?

Misohagi090823_2

 上の写真のミソハギの花は、6本のオシベがいちばん前に出て、メシベはほぼ花弁やガクと同じ位置にあります。 この奥にはさらに6本のオシベがあるのですが、上の写真では写っていません。 この花は2枚目の写真と同じタイプの花です。
 じつは写真には撮れていないのですが、ミソハギの花には、長いオシベ-短いオシベ-メシベ の順に並ぶもうひとつのタイプの花があります。 つまりミソハギの花には、オシベとメシベの位置関係から、長花柱花、中花柱花、短花柱花の三つのタイプがあることになります。
 一般的に、このように同種内でオシベやメシベの長さが異なることをを「異型花柱性(=異形ずい性)」と呼び、このような花を「異形花柱花(=異形ずい花)」と呼んでいます。 特にミソハギのように三つのタイプがある場合は三異形花柱性と呼んでいます。
 このようなしくみは自家受粉を防ぐためだと考えられます。 一般的に、異形花柱花には自家不和合性があり、種子生産は異なるタイプの花の間でのみ可能であるとされています。

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