アブラガヤ
カヤと呼ばれている植物は、細長い葉と茎を地上から立てる植物のことで、分類学的にはイネ科とカヤツリグサ科が混じっています。
アブラガヤはカヤツリグサ科で、その名の由来は、花穂が油色であるためだとか、花穂に油臭があるためだと言われています。 少し湿り気の多い場所に育ち、夏の終わり頃から、葉の間から花茎を伸ばし、高さは1mを超えることもよくあります。
花茎の先端や上部の節から花序が出ます。 花序は散房花序で、花序の先から出た細い柄は、その先でさらに多数の枝分かれをします。
小穂は長さ4~8mm、楕円形をしていて、ここにたくさんの花がつきます。 花は鱗片で保護されていて、その隙間からオシベやメシベが顔を出します。
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コメント
こんにちは。
カヤツリグサ科の同定は難しいですね。
先日、私もアブラガヤを載せましたが、今ひとつ自信がないところです。油の匂いということでしたが、それも感じられませんでした。香りはおわかりでしたか?
投稿: 多摩NTの住人 | 2012年9月10日 (月) 08時45分
じつはこの写真を撮っている所にクロタマムシが飛んできて、そちらの撮影に夢中になって、においはかいでいません。
昔の記憶では、かすかににおったような・・・。
花の時期、果実の時期など、時期によってにおいの強さも違うのかもしれませんね。
投稿: そよかぜ | 2012年9月10日 (月) 22時09分