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2012年9月22日 (土)

チョウジタデ

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 チョウジタデは、湿地や休耕田などに生育するアカバナ科の1年草で、稲作の伝来と共に入ってきた史前帰化植物ではないかと言われています。
 水のあまり動かない沼地のような場所では、根が必要とする酸素が不足しがちですが、チョウジタデの根はスポンジ状で、そのような場所でもよく根を張ることができ、その根の外見がゴボウに似ているというので、タゴボウ(田牛蒡)の別名があります。

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 花は夏に咲き、径は5mmほどで、花弁・ガク裂片が4枚で、オシベは4本です。 しかし花弁・ガク裂片が5枚の花も多く混じり、この場合はオシベも5本になります(下の写真)。 時には花弁6枚の花もあります(いちばん下の写真)。

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 チョウジタデの名の「チョウジ」は、花後に2cmほどに伸びる果実の姿(下の写真)がスパイスに使われるチョウジ(=クローブ)に似ているところからで、「タデ」は、チョウジタデはタデ科ではないのですが、花の無い時期の全体の姿や特に葉の様子がタデの仲間に似ているからでしょう。

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 上の写真の果実は赤みを帯びていますが、これから秋が深まってくると全体が紅葉します。

 チョウジタデ(=タゴボウ)の茎の断面は四角形ですが、これによく似て同じ属の植物に、この茎の角が伸びたヒレタゴボウ(=アメリカミズキンバイ)があります。

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