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2012年8月10日 (金)

オオキツネノカミソリ

 ヒガンバナと同じリコリス属( Lycoris )に、キツネノカミソリがあります。 オオキツネノカミソリは、このキツネノカミソリの変種になります。

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 キツネノカミソリもそうですが、オオキツネノカミソリの花の時期には、ヒガンバナ同様、葉は見当たりません(上の写真)。 細長い葉は早春から地上に現れ、他の植物の葉が繁る前にしっかり光合成を行って栄養分を球根に貯え、夏には葉を落としてしまっています。
 なお、キツネノカミソリの名は、この葉を狐の剃刀に例えたものですが、特に葉縁が鋭いわけでもなく、柔らかい葉です。 狐はそんなに柔肌だったのでしょうかね。
 そして夏にこの貯えた栄養分で花を咲かせ、虫を呼びます。 花は花被片が6枚(ガク片3+花弁3)で、オシベは6本です。

Ookitsunenokamisori120805_1

 オオキツネノカミソリはキツネノカミソリよりも大きいのですが、その差はわずかで、並べてみないと分からない程度です。 それよりもはっきりするのはオシベの長さで、花を横から見ると、オオキツネノカミソリのオシベは花被片より長いのですが、キツネノカミソリのオシベの長さは、花被片とほぼ同じ長さです(下の写真)。

Kitsunenokamisori090823_1    キツネノカミソリの花

 オオキツネノカミソリとキツネノカミソリは生態的にも少しずつ違っていて、オオキツネノカミソリの花期は7~8月で、キツネノカミソリの花期は8~9月、オオキツネノカミソリの分布は関東以西であるのに対し、キツネノカミソリの花は青森県でも見ることができます。

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コメント

こんにちは。
オオキツネノカミソリを一度見たいと思っていますが、当方では見掛けません。関東以西と言うことですから、多摩にあってもおかしくないんですけどね、

投稿: 多摩NTの住人 | 2012年8月11日 (土) 20時46分

そうですか。
オオキツネノカミソリもキツネノカミソリと似たような所に咲いていますが、両方見ることのできる地域で、両者の生育地を決めている条件は何なんでしょうね。

投稿: そよかぜ | 2012年8月11日 (土) 22時16分

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