エントツドロバチとオオフタオビドロバチの狩り
エントツドロバチがヤハズソウの群落を、縫うように飛んでいました。 何かを探しているような飛び方です。 所々に咲いているヤハズソウの花は無視して飛んでいますので、目的は蜜ではなさそうです。 もっともヤハズソウの花はエントツドロバチには小さすぎるでしょうが・・・。
急に姿が見えなくなったので、そのあたりを注意深く探すと・・・
さかんにヤハズソウを糸で綴った何かの巣を壊しにかかっていました(上の写真)。
しばらく見ていると、緑色をした細長いいもむしを引きずり出し、針を刺しました。
この後、麻痺させたイモムシをかかえて飛び去りました。 幼虫の餌にするのでしょうね。 飛び去った方向で巣を探したのですが、見つけることはできませんでした。
同じヤハズソウの群落にはオオフタオビドロバチもいました。 このヤハズソウの群落には、糸で綴られた蛾の幼虫の巣がたくさんあります。 オオフタオビドロバチも、あちこちでエントツドロバチと同様の行動をとっていました。
オオフタオビドロバチは、カミキリムシの脱出孔などの樹木に開いた穴などに泥で仕切りをして営巣するドロバチです。
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