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2012年7月10日 (火)

ツキヨタケ

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 上は金剛山で撮ったツキヨタケです。 新鮮なツキヨタケですと、暗くなるとボヮ~と光るのでしょうが、昼間だと“普通の”キノコです。 なお、光るのは、ツキヨタケ中に含まれるランプテロフラビンという成分によるもののようで、菌糸も光るそうです。
 ツキヨタケは、夏から秋に、ブナやミズナラなどの枯れ木に群生する毒キノコです。 表面は若いうちは黄橙褐色ですが、成熟すると紫褐色~暗紫褐色となります。 ひだは柄に垂生します。 柄は傘のほとんど横につき、ひだの付け根との境に隆起帯があります。

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 上で“普通の”と書きましたが、シイタケ、ムキタケやヒラタケなど、食用となるキノコとよく似ていて、日本での毒キノコ中毒例の半数以上がツキヨタケによるもの(毎年数十人)と言われています。
 ツキヨタケを誤食しますと、食後約30分から3時間ほどで嘔吐や下痢などの症状が現れ、最悪の場合は脱水症状などで死に至ることもあるそうです。
 よく言われている見分け方は、ツキヨタケの柄を裂くと、基部にシミのような黒っぽい部分が見られることです(下の写真)。 ただし若いキノコでは、この黒っぽい部分が不明瞭なものや無いものもあるので、注意が必要です。

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