ナガヒラタムシ
写真は堺市の鉢ヶ峯公園墓地にいたナガヒラタムシです。 ナガヒラタムシは甲虫のなかで最も原始的なグループ(始原亜目)に分類されています。 化石も古生代の終わりのペルム紀の地層から見つかっているそうです。
体は細長く、体の両側は平行です。 長く糸状の触角は11節からなっていますが、基部から2つめの節が小さく、見落としてしまいそうです(下の写真)。 前胸背板は前角が尖っていて、前後に伸びる中央隆起の両側は窪んでいます。 上翅には格子状の点刻列があります。
幼虫は朽木(の中にいる腐朽菌?)を食べていますが、成虫が何を食べているのかは、よく分かっていないようです。
ナガヒラタムシ科の昆虫は、日本にはナガヒラタムシとヒメナガヒラタムシの2種しかいません。 ヒメナガヒラタムシもよく似た体型をしていますが、ヒメナガヒラタムシの上翅には細長い斑紋が散らばっています。
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