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2012年7月20日 (金)

ノギラン

 ノギランは年間を通して湿った場所に生育するユリ科の多年草です。 蘭でない「○○ラン」はたくさんあります。 ノギランの場合は、葉に比較して花がよく目立つからでしょうか。

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 葉が目立たないのは、根生葉だけだからです。 根生葉だけですと、多くの植物が育つ条件のいい場所では、上を覆われて光合成できなくなってしまいます。 湿地では根が呼吸しにくく、多くの植物にとって生育に適した条件とは言えません。 ノギランは競争を逃れて生活しているのでしょう。
 花期は6~8月、花被片6枚(ガク片3枚と花弁3枚)、オシベは6本です。 人の目には派手さは感じない花ですが、いろんな虫が来ていました。

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 虫たちが来ているのは蜜を求めてでしょう。 メシベの子房の上部に緑色の部分があります。 変な位置ですが、蜜はここから分泌されているのでしょう。

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 ノギランを漢字で書くと「芒蘭」です。 芒(のぎ)とはイネ科植物の果実の穎(えい)に見られる針状の突起です。 ネットで見ると、ノギランの花の細長い花被片が芒に似ているからと書かれているものがあるのですが、私はノギランの花からは芒を感じることはできません。
 ノギランの花被片は花が終わっても残存します。 果実を守っている枯れた花被片こそ芒に似ているのではないでしょうか。

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