サジオモダカ
サジオモダカは湿地や水辺に生えるオモダカ科の大型の多年草で、盛んに分枝する花茎は高さ1mを超えます。 和名は、葉の形が、葉身と葉柄がはっきり区別できるさじ(スプーン)型であることによります。
地中に大きな塊茎がありますが、この塊茎は漢方では沢瀉(たくしゃ)と呼ばれ、抗腎炎作用があるようです。
自生地は北日本で、西日本などで見られるものは、薬用植物として栽培されているものが逸出したものと考えられています。
花は夏、花の色は白~桃色です。 多くの単子葉植物がそうであるように花は3数性で、ガク片3、花弁3、オシベは6本(3+3)です。 メシベはたくさんあり、細い柱頭が束のようになって伸びだしています。
| 固定リンク
コメント