コウモリカズラ
コウモリカズラはツヅラフジ科(ツズラフジ科)の落葉性ツル植物です。 和名は葉(葉身)の形が飛んでいるコウモリに似ているツル植物だからでしょう。 浅く(3~)5~9裂する葉身は葉柄に楯状についています。
雌雄異株で、写真は雌株です。 かなり大きな群落だったので、雄株も探したのですが、見つかりませんでした。 群落全体が1つの株から出発しているのかもしれません。
下は雌花です。 頂生の花では、ガク片6枚と、それより少し小さい花弁が9~10枚あると書かれてある(保育社「原色日本植物図鑑」)のですが、どちらも白っぽい色で、よくわかりません。 それよりも上記の図鑑には書かれていないのですが、細長い仮オシベがあるように見えます。 メシベは3(~4)心皮から成り、それぞれの柱頭は2分しています。
実は青黒く熟しますが、アルカロイドを含んでいますので、食べると神経障害や痙攣などが起こります。
| 固定リンク
コメント
こんにちは。
コウモリカズラは今頃が花期なんですね。
近所の公園で保護されていましたが、花はまだ見たことがありませんでした。
こんな花だったんですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2012年6月 3日 (日) 17時14分
アオツヅラフジなどツヅラフジ科の花は小さいですが、なかなか個性的ですので、雄花とセットで載せたかったのですが・・・。
小さな花が次々と咲いて、花期は比較的長いようですね。
投稿: そよかぜ | 2012年6月 3日 (日) 17時54分