マメヅタラン
マメヅタランはシダ植物のマメヅタによく似たラン科の植物です。 花の無い時期のマメヅタランと、胞子葉の無いマメヅタとを見分けるには、慣れないと、なかなか難しいものです。
マメヅタランが花を咲かせている今の時期は見分けるチャンスです。 ただし、マメヅタランは、関東以西の岩や樹木などに着生しているというものの、そんなにあちこちにある植物ではありません。
上はたくさんの黄色い花を咲かせているマメヅタランです。 写真の上方には乾燥に強いヒトツバが見えますから、マメヅタランも乾燥にも強く丈夫なようにも思えますが、じつは環境適応力に乏しく、そのことがマメヅタランの生育地を限られたものにしているようです。
花の色は色は淡い黄色が普通ですが、稀に紅色を帯びた花を咲かせるものがあるようです。
花のつくりは、ラン科の花としては分かりやすい方でしょう。 ガク片は3枚、ガク片より小さい花弁3枚のうちの1枚は唇弁となり、その唇弁と向かい合う形で、オシベとメシベが合わさったずい柱があります。
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コメント
先日モミ、ツガ、カヤの違いをネットで検索していてそよ風さんのブログに出会いました。石垣島に越冬していた時に「そよ風に乗って」でお目にかかって以来で懐かしく拝見しました。
同じ泉北にお住まいだったし私も良く歩き回っている槇尾山系の内容も多いのでお気に入りに登録しました。
マメヅタランは五年前に初めて石垣島の桴海於登岳の岩場で見ましたが最近滝畑ダム湖と梨ノ木の間の岩場とその岩に絡み付いている老杉の幹に着生しているのを見つけました。
もうマメヅタランの花が見られる時期になったのですね。明日から雨の予報ですが合間をみて会いに行ってきます。
投稿: こまねずみ | 2012年6月15日 (金) 14時29分
こまねずみさん、お久しぶりです。
滝畑のマメヅタランはトンネルの手前になるのでしょうか。
よく山を歩いていらっしゃるご様子、いろいろ情報をいただければうれしいです。
何度かお会いしているかもしれませんね。
投稿: そよかぜ | 2012年6月15日 (金) 21時29分