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2012年6月 7日 (木)

イヌビワオナガコバチ

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 上はイヌビワの花嚢(かのう)に来ていたイヌビワコバチのメス(右上)とイヌビワオナガコバチのメス(下)です。

 イヌビワオナガコバチのことを書こうとすると、イヌビワコバチにも触れないわけにはいきません。

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 上はイヌビワコバチを拡大したものですが、イヌビワとイヌビワコバチは深い共生関係にあります。 イヌビワコバチはイヌビワが無いと生きられませんし、イヌビワはイヌビワコバチがいないと種子ができません(詳しくはこちら)。 イヌビワコバチが花嚢に潜り込む時に落とした翅が、あちこちの花嚢に残っていました(下の写真)。

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 イヌビワの雄株の花嚢の中では、潜り込んだイヌビワコバチが産卵し、幼虫が育ちます。 イヌビワオナガコバチは、花嚢の外から長い産卵管を突き刺して産卵し、このイヌビワコバチの幼虫に寄生します。

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 上は、イヌビワオナガコバチと花嚢の大きさを比較できるように撮ったものです。

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 上はイヌビワオナガコバチを拡大して撮ったものです。 下は翅の様子が分かるように撮ったものです。

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