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2012年6月15日 (金)

ホソミオツネントンボ

 ホソミオツネントンボは、トンボ目イトトンボ亜目アオイトトンボ科オツネントンボ亜科に分類されるイトトンボの仲間で、低山地の水草の多い池などで見られます。
 漢字で書けは「細身越年蜻蛉」、ホソミオツネントンボは体長約4cm、腹部の径は1mmほどです。 この細身の成虫の姿で冬を越すとは驚きですが、成虫で越冬するトンボの仲間は、他にもホソミイトトンボとオツネントンボがいて、いずれも小さなイトトンボです。 冬のホソミオツネントンボは、オス・メス共に褐色で、枯草に紛れてじっとしているようです。
 そのホソミオツネントンボが美しいブルーに変わり、連結していました。 活動は4月中旬頃から盛んになるようです。 下の写真は上がオス、下がメスです。

Hosomiotsunen120613_1

 ホソミオツネントンボは、上の写真のように翅を閉じて止まりますが、翅を閉じた時、前翅と後翅の縁紋が重なるのも特徴のひとつです。
 この後、産み落とされた卵は、ヤゴの生活を経て、6月末頃に羽化し、褐色の未成熟成虫として冬を迎えます。 現在産卵中のものは8月頃まで生きますので、このトンボは、褐色の場合も模様に注意して見分けることができれば、年中見ることができるということになります。

 昆虫の体は外骨格で、体表は硬く、体色の変化は脱皮時にしか見られないように思われがちですが、このホソミオツネントンボの春の変化は、脱皮しなくても昆虫は体色を変えることが可能であることを示してくれています。

 上の写真、メスにピントが合っていてオスは少しボケぎみですので、ピントの合ったオスの顔を下に載せておきます。

Hosomiotsunen120613_2

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