アシナガオトシブミ
4月28日は、200mほどの間に6頭のアシナガオトシブミに会いました。 葉の裏にいることが多いので、実際にはもっとたくさんいたのだと思います。
a
b
aの2枚の写真は同一個体です。 体にたくさん付いている毛はコナラの若い葉の毛でしょう。 またbは飛び立つ直前です。
aもbもアシナガオトシブミですが、いろいろ違いが見られます。 じつはaは成虫になって間もないメスで、bは成虫になって時間が経過したオスです。
オス・メスに関係なく、春に出現する成虫になって間もない個体は、aのように、上翅、前胸背、脚の各腿節が赤い色をしています。 しかし羽化してから時間が経過すると、上翅以外の部分は黒化してbのようになります。
aの色の時は、体型は違うものの、色はルイスアシナガオトシブミに似ています。 しかしこの場合でも、アシナガオトシブミの小盾板は黒い色をしています。
次に、オスとメスとの違いについてですが、オスは触角も口吻もメスに比べて長くなっています。 また脚の脛節はメスより長いだけでなく、湾曲しています。
※ 写真に入れた文字のうち、脚の「跗節」については、変換できませんでしたので「ふ節」としています。
明日はアシナガオトシブミの揺籃づくりの様子を紹介します。
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