ヒメユズリハの花
前に冬のヒメユズリハの様子を、お正月にちなんで記事にしました(こちら)が、今回は花の様子です。
ヒメユズリハは雌雄異株です。 まず雌株の雌花についてですが、ほとんどメシベ1本だけで1つの花を形成していると言って良いような、単純な花です。 ただし1本の花柄にはたくさんの花が総状につきます。
上は5月中旬の様子です。 上に書いたようにほとんどメシベだけのような花ですので、咲いているのかいないのか、はっきりしませんが、下の写真の状態と比較すると、柱頭がまだ開いていないようです。
上が雌花の咲いている状態です。 柱頭は2深裂しています。 よく見ると、メシベの基部には退化した小さなガク片があります。 なお、ヒメユズリハによく似たユズリハの雌花では、ガク片は存在せず、小さな仮オシベが見られます。
雄株の雄花も単純で、1つの花は、7~9本のオシベが輪状に並んだだけのような花です(下の写真)。 よく見ると小さなガク片が数片あるのですが、下の写真では上から撮っているので見えていません。 葯は花粉を出す前は赤褐色ですが、黒くなって白っぽい花粉をたくさん出します。 下の写真では、葉にも白っぽい花粉がたくさんついています。
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