コウボウシバ
昨日記事にしたコウボウムギに似た植物にコウボウシバがあります。 海岸の砂地に自生し、長く根茎を伸ばしてあちこちに地上茎を出すのもコウボウムギ同様です。
名前は、コウボウムギに似て、それより小さいからでしょう。 上は左がコウボウシバ、右がコウボウムギの雌株です。(左端や手前の葉はハマヒルガオです) ただしコウボウムギもコウボウシバもカヤツリグサ科のスゲ属ですから、イネ科のムギやシバとは体のつくりはかなり違います。 特に、コウボウムギはスゲ属には珍しい雌雄異株でしたが、コウボウスゲは他の多くのスゲ属の植物同様、同じ茎に雄小穂と雌小穂をつけますので、これだけでイネ科とはかなり違ってきます。
雄小穂は茎頂に1つ、雌小穂は茎の途中に数個付きます。 上は花が咲いている状態で、雌花の白い柱頭が目立ちます。 下は果実がかなり大きくなっています。
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