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2012年4月 8日 (日)

ハイゴケ

Haigoke120329_1

 「這いゴケ」、なんとも安易なネーミングですが、安易なネーミングということは、それだけポピュラーなコケであるということではないでしょうか。 ハイゴケは日当たりのいい所であれば、岩上などの乾燥しやすい所から、湿原などの過湿な場所まで、いろんな所で育っています。
 いろんな環境で育つということは、環境に対する適応力が高いということで、ハイゴケは生育地の環境によって多くの変化が見られます。 例えば色は、日当たりが強い場所では黄色っぽくなり、日陰で育っているものは緑が濃くなります。

Haigoke120329_2

 ハイゴケの特徴のひとつとして、葉が強く鎌上にカーブしていることが挙げられます。 この性質は、湿っていても乾燥していても同じです。
 コケは小さなものというイメージがありますが、このハイゴケなどは、高く立ち上がることは無いものの、多くの枝を羽状に出しながら、茎の長さは10cm以上にもなります。

 ハイゴケは園芸用に流通もよくしていますし、乾燥させて着色したものが、リースやバスケットなどの装飾用に使われたりしています。

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