ハラビロクロバチ科 Synopeas属の雌
2月24日に近所で撮影した、体長2mmのハチです。 アラカシの葉の裏にいました。
よく見ると、腹部の一部が細長く伸びていて、翅からはみ出しています(上の写真の赤い矢印)。 上から撮った下の写真でも、翅をとおしてうっすらと腹部の様子が分かります。
このハチは、おちゃたてむしさんのブログ(明石・神戸の虫 ときどきプランクトン)の2011年1月5日に載せられているものと同種またはかなり近い種だと思われます。
このおちゃたてむしさんのブログに載せられているハチは、Kurobachiさんやezo-aphidさんたちによって、ハラビロクロバチ科のSynopeas属の雌ということになっていますので、このブログでもタイトルをそのようにさせていもらいました。
タマゴクロバチ上科のハラビロクロバチ科のハチは、個体数としてはたくさんいるようです。 なかには、第1背板から長い突起を頭部まで伸ばす種や、腹部がもっと長く伸びている種もいるようです。 これらの長く伸びた中には産卵管がしまわれていて、タマバエ類の幼虫や昆虫の卵などに内部寄生する(寄主の体内や卵の内部に卵を産みつける)とのことです。
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