ザゼンソウ@今津
滋賀県高島市今津のザゼンソウ群落に行ってきました。 ここは自然の湧水地に育つザゼンソウを、町の皆さんが保護に努めておられます。
ザゼンソウの多くは、冷帯や温帯の山岳地の湿地に生育し、開花時期は、生育地の雪の量などにも影響され、早い所では1月下旬から咲き始め、遅い所では5月でも花が見られます。
今津では、例年2月~3月に花が見られ、今年も2月25~26日に「今津ザゼンソウまつり」を計画していたところ、今年は雪が多く、2月下旬はさすがのザゼンソウも、多くは雪の下だったようです。
ザゼンソウは、開花の際には発熱することで周囲の雪を溶かすとともに、ハエの好きな匂いを放ち、早くから動き出すハエなどを引き寄せ、花粉媒介をしてもらおうとの戦略を持った植物のようです。 上に書いた「ザゼンソウまつり」でも、赤外線スコープで発熱の様子を観察することも行われているようで、23℃くらいになるとのことです。 しかしまだこの時期に活発に活動している虫は少なく、写真を撮っている間に観察できた虫はいませんでした。
明日はこのザゼンソウの花のつくりについて、もう少し詳しく見ていく予定です。
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コメント
以前、雪の中のザゼンソウを撮った時
肝心のザゼンソウが真っ黒になってました
そよかぜさんが撮られたのは
どれも本来のザゼンソウの色にちゃんと撮れててステキです。
ちゃんと撮れてて➱失礼しました。
投稿: わんちゃん | 2012年3月24日 (土) 18時43分
雪のザゼンソウのように明るいものと暗いものがあると、露出補正が難しいですね。撮った写真をその場で確認できるデジカメに感謝です。
投稿: そよかぜ | 2012年3月25日 (日) 00時19分