フサヤスデ
下はフサヤスデの一種です。 フサヤスデは、名前のとおりヤスデの仲間ですが、背面や尾部に剛毛の束を持ち、体も柔らかく、外見はヤスデらしくないヤスデです。 日本のフサヤスデ目としては、2科3種が知られています。
このフサヤスデ、どこにいたかと言うと、昨日記事にしたマダラマルハヒロズコガの巣の中です(下の写真)。
上の写真は、マダラマルハヒロズコガの巣を開いたところですが、この写真をどう理解するのかは、難しいところです。 幼虫か蛹の表皮の内側にクモの巣のような白いものが作られていて、マダラマルハヒロズコガの殻には大きな穴が開けられています。 そして水色の矢印の所にフサヤスデがいます。
たぶんマダラマルハヒロズコガは寄生されていて、巣に開けられた穴は、寄主が脱出時に開けたものだと思うのですが、どうでしょうか。
とにかく、フサヤスデは生物の死骸などを食べているようですので、ここに何らかの死骸(の一部)があったのか、脱皮殻なども食べるのか、それとも単に越冬場所として潜り込んでいただけなのでしょうか。
日本のフサヤスデは5種または3種2亜種が知られています。 上のフサヤスデの種名は分かりませんが、下記の3種は別の記事にしています。
ハイイロチビフサヤスデ ウスアカフサヤスデ イソフサヤスデ
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