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2012年3月25日 (日)

イヌガシの花のつくり

 イヌガシの花が雌雄異株であることは昨日書きました。 しかし、小さな花が集まって咲くイヌガシの花は、肉眼では何が何やら・・・。カメラで撮って拡大して、やっと花のつくりが分かります。

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 上は雌花です。 花被片は4枚(番号をつけておきました)、退化して葯も無くなったオシベ(仮オシベ)が6本、上の写真では、そのうちの5本を示しておきました。 メシベの柱頭には白色の粒状突起がびっしりとついています。 黄色く写っているのは腺体で、4つあります。
 下は5つの雌花の集団をほぼ真上から撮ったものです。 左下の花を見ると、4つの腺体が確認できます。

Inugasi120324_5

 次に雄花です。 雄株の花は、雌株の花よりたくさん集まって咲く傾向があり、花の大きさも、雌花より少しだけ大きくなります。
 下がその雄花です。 花被片は4枚で、隣の花の花被片と紛らわしいので、雌花同様、1~4の番号をつけておきました。 オシベは外側に4本(①~④の番号をつけておきました)と、その内側に2本(⑤と⑥)の、計6本あります。 内側の2本(⑤と⑥)の左右に腺体があります。 メシベも存在しますが、果実はできないようです。

Inugasi120324_6

 イヌガシの花のオシベでは、4ヶ所の葯壁が花粉と共にめくれ上がります(下の写真)。 めくれ上がる場所の配置や数はいろいろですが、このようにして花粉を出すのはクスノキ科の花の特徴です。 ダンコウバイタブノキの花と比較してみてください。

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