イヌガシの花
例年なら2月下旬から咲き始めるイヌガシの花ですが、今年は季節の進行が少し遅れぎみ、それでもあまり遅くなりすぎるときれいな花は撮れないし、日曜は用事があって・・・ というわけで、今日、奈良公園に行ってきました。 ところが予想以上の雨で、風は強く雹まで降ってくる天候、雨の日には雨の日にしか撮れない光がある、とは言っても、カメラが濡れるのが心配で・・・。
しかし、もうツボミはほとんど残ってなくて、落ちてしまった花もあり、やはりこれより遅い時期だと元気な花を撮るのは、次第に難しくなるでしょうね。
イヌガシはカシという名前が付いていますが、ドングリのなるブナ科のカシではありません。(だから「イヌ」なんでしょうか・・・) 離れて葉の1枚を見ると、たしかにカシの葉に似ていますが、よく見ると葉脈は三行脈があり、クスノキ科の特徴を示しています。
クスノキから樟脳が作られることに代表されるように、クスノキ科には特有の化学物質を持つものが多く、特有のにおいがする葉を持つ木もたくさんあります。 イヌガシも鹿が嫌うのか、奈良公園にはイヌガシがたくさんあります。
イヌガシは雌雄異株ですから、両方の花を見ようとすれば、たくさんのイヌガシを見ることのできる場所が便利です。 ただし、日当たりの良い所ではたくさんの花をつけていますが、木の茂っている所ではあまり花をつけていません。
明日はイヌガシの花のつくりについて書くつもりです。 そして、イヌガシを見たかった理由は、もう1つあります。 それは明後日に。
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