トキワトラノオ
コンクリートブロックの間に生えていたトキワトラノオです。
トキワトラノオは、東北地方南部以西の日当たりのよい山野の岩上などに生える、チャセンシダ科のシダです。
似たシダに近縁でやはり常緑のコバノヒノキシダがありますので、下に比較して書いておきます(自分のためのメモです)。 なお、両者の間には雑種があり、アイトキワトラノオと呼ばれています。
トキワトラノオ
・葉は革質で厚く、光沢がある
・下部羽片はやや短くなり、最下羽片は幅と長さがほぼ等しい
・葉柄基部の鱗片は褐色で背に毛がある
コバノヒノキシダ
・葉が紙質で光沢が無い
・最下羽片の長さは幅の倍以上ある
・葉柄基部の鱗片は黒褐色で密生する
他に似たシダとしては、イワトラノオ、アオガネシダ、コウザキシダなどがあります。
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コメント
そよかぜさん、こんばんは
私はこのトキワトラノオで悩んでいたので、そよかぜさんの最下羽片の長さのところを読んでうれしくなりました。ありがとうございます<(_ _)>
投稿: panda | 2012年3月14日 (水) 03時52分
こんにちは。
トラノオというと、オカトラノオやハナトラノオを思い出しますが、シダにもトラノオがあるんですね。勉強になりました。
投稿: 多摩NTの住人 | 2012年3月14日 (水) 08時43分
pandaさんに賛同してもらうと、私も心強く感じます。
多摩NTの住人さん、でも、なぜ「虎」の「尾」に“人気”があるのでしょうね。
投稿: そよかぜ | 2012年3月14日 (水) 23時29分