ツバキコナジラミの幼虫
ツバキの葉の裏にたくさんいたツバキコナジラミの幼虫です(2月19日、枚岡公園にて撮影)。 体長は1mmほどです。 左右の胸部の孔と尾部の窪みの計3ヶ所から白いロウ物質(と思います)を出しています。 水で濡れたように光っていますが、粘り気のある透明な物質で体を覆っているようで、指で幼虫をはがすと、松脂を触ったような感触でした。
上で「幼虫」と書きましたが、コナジラミは卵から孵化後、1~4齢を経て、4齢幼虫の殻の中で蛹になります。 ですから4齢幼虫なのか蛹なのかは外見上は分かりません。
コナジラミはアブラムシやキジラミなどに近い仲間です。 幼虫も成虫も植物の葉に口針を差して吸汁します。 成虫も1mmほどしかなく、白い粉状のロウ物質で覆われているので、まさしく「白い粉」です。
このほどHepotaさんがコナジラミ写真集をつくられました(こちら)。 日本には60数種のコナジラミがいると言われていますが、そのうちの21種類の幼虫の画像が載せられています。 こういう写真集の存在は、ほんとうに助かります。 もちろんツバキコナジラミも載せられています。
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