キイロカタビロコバチ
アラカシの葉の裏にいたキイロカタビロコバチ( Sycophila variegata )です。 前翅前縁に黒紋があることや、胸部下面に淡色の部分がある(下の写真でも少し見えています)のが特徴です。 ナラ類に寄生するタマバチ等に寄生するようです。 写真は1枚撮ったところで、葉を揺らしてしまい、逃げられてしまいました。
◎ キイロカタビロコバチはこちらにも載せています。
コバチは、ハチ目細腰亜目コバチ上科の昆虫の総称で、さまざまな植物や動物に寄生する寄生蜂です。 このキイロカタビロコバチの体長が翅端までが約4mm、よく見るニッポンオナガコバチの体長も約4.5mmなど、「小蜂」の名前のとおり、ほとんどの種で体長が数mm以下です。 体長0.2mmほどのコバチもいて、これは全昆虫のうちで最小です。 小さいために翅脈は単純化し、時に翅が縮小したり消失している種もあります。 このブログで取り上げたイチジクコバチでは、オスには翅がありません。
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