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2012年1月24日 (火)

水も滴るカイツブリ

 堺市の大泉緑地で1月5日に撮ったカイツブリです。

Kaituburi120105_1

 前に水中のカイツブリの様子を載せましたが、カイツブリは水中での漁が大得意です。 しかし写真で見ると羽はみごとに濡れて寒そうです。 潜水性のカモの場合は、こんなには濡れません。
 羽が水をはじく方が潜水に適応しているようにも思うのですが、水をはじくと羽の間に入っている空気が逃げず、浮力が大きくなり、水中での活動が制限されるようです。 たしかに潜水性のカモは羽の間に蓄えた空気が保温にも役立っているようですが、潜水性のカモの餌は逃げない水草です。 それに対し、魚類、昆虫、甲殻類などの動物食のカイツブリは、逃げる餌を捕えるために、より俊敏な水中での行動が必要なのでしょう。 同じように魚を追いかけるウミウやカワウの羽も濡れますので、よく日向ぼっこで羽を広げて乾かしていますが、カイツブリはどうなのでしょうか。 私はまだ羽を広げて乾かしているカイツブリを見たことはありません。

Kaituburi120105_2   体の割に大きな脚で頭をかくカイツブリ

 ところで、このカイツブリ、もうほとんど夏羽のようです(冬羽のカイツブリはこちら)。 カイツブリは身近な鳥でありすぎて、いつ頃どんな羽なのか、あまり注意もしてきませんでした。 もう少しきちんと見ていく必要アリですね。

※ カイツブリの子育ての様子はこちらに載せています。

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