トビイロマルハナノミ
ケヤキの樹皮の裏にいた甲虫を撮った下の写真、大きい方がトビイロマルハナノミ、それより少し小さいのは、以前記事にしたアカアシノミゾウムシです。
以前、ハナノミについて記事にしたことがありますが、このトビイロマルハナノミはハナノミ科ではなくマルハナノミ科で、同じ甲虫ではありますが、体型はかなり違います。 しかし、「花蚤」の名前のとおり、蚤のように跳びはねるのは共通です。
トビイロマルハナノミが跳ぶのは発達した後肢によるもので、冬眠で脚を縮めていても、後肢だけははみ出しています。 発達した後肢を見るために裏返ってもらったのが下の写真です。 側にいたアカアシノミゾウムシも一緒にひっくり返ってしまいましたが・・・。
トビイロマルハナノミの幼虫は水棲です。 ですから成虫も湿地や水田などの水の近くの草の上で活動しているのですが、冬になると写真のように活動場所からそう遠くない樹皮下で成虫越冬します。 成虫の体色は、ここに載せたのは褐色ですが、黒いものもいます。 体表には微毛が密生しています。
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