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2011年12月20日 (火)

青目補正

 暗い所でフラッシュを光らせて人を撮ると、目が赤く写ることがよくあります。 しかし最近のカメラには赤目自動補正機能がついているものもありますし、赤目補正機能を持った画像編集ソフトはたくさんあります。 ところが、暗い所で犬や猫などを撮ると、人の目よりも強く光り、しかも赤目ではなく、青目です。

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 このままでは愛犬のいい顔が台無しなので、“青目補正”をしてやらねばなりません。 でもその前に、そもそもなぜ赤目や青目になるのでしょうか。
 人の場合、赤目になるのは、目から入った強い光が目の奥を照らし、その色が写真に写るからです。 つまり、目の奥にある網膜の色素上皮や網膜の奥にある脈絡膜のメラニン色素、それに脈絡膜の血管の血液の色が重なり合った色が写真に写る事になります。
 では、犬や猫ではどうでしょうか。 犬や猫に限らず、多くの哺乳類は、暗闇で人よりも物がよく見えます。 人は進化の過程で、物の形や動きを見ることを犠牲にして、色彩を見分ける能力を発達させてきました。
 多くの哺乳類で、人と比較して暗闇でも物がよく見えるしくみというのは、視細胞の種類が異なる以外に、網膜の下にある脈絡膜にタペタムまたは輝膜(こうまく)と呼ばれる反射層を発達させています。 目から入った光は網膜の視細胞を興奮させ、網膜をすり抜けた光はタペタムで反射して再度網膜を通り、視細胞を興奮させます。
 つまり、多くの哺乳類に暗闇で急に強い光を当てると、瞳孔が広がった状態でたくさんの光が目に入り、タペタムで反射され、目のレンズを通して集められた光が外に出てくることになります。 つまり端的に言ってしまえば、赤目は脈絡膜などの色を見ていることになりますし、青目は脈絡膜で反射された光を見ていることになります。

 さて、“青目補正”です。 “青目補正”専用のソフトが無いのですから、画像編集ソフトの機能を使ってやるしかありません。 私はフリーソフトの「 Jtrim 」を使いました。 ある色の部分を別の色で塗りつぶしていくことになるのですが、ある色を一度に別の色に置き換えてしまうと変なことになります。 青目だって細かく見れば青の濃い所もうすい所もあります。どの範囲の色をどの程度置き換えるのか(具体的には「許容範囲」と「不透明度」を調整して)、少しずつ何度も繰り返し、徐々に色を変えていきます。
 最初の写真を上の方法で“青目補正”したのが下の写真です。 いかがでしょうか。

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コメント

こんばんは
青目の犬は何者かに魂を乗っ取られてしまったかのよう
これはヤバい。。。
さすがそよかぜさん乗っ取りは阻止でしたようです
青目と赤目の違いも面白かったです
そしてワンちゃんが可愛いこともわかりました

投稿: エフ | 2011年12月20日 (火) 22時57分

ありました。
でもウチのフウはお目々全体が青く写ってるんじゃないんです、どれも目の黒目の部分が青く写ってるんです、けど・・・
青目補正ができるのならボツにせずに済みます
とても可愛く写ってるんで・・・
けど、いっそ、青目のままでもイイかな?
カワイイから・・・

BBSに貼らせていただきました。

投稿: わんちゃん | 2011年12月21日 (水) 19時02分

エフさん、夜の森は魂を乗っ取られてしまった動物がウロウロ、懐中電灯で照らして確かめないようにしなくっちゃ

わんちゃん、赤目も青目も、そうなるのは瞳孔の部分(=黒目の部分)だけです。
暗い所にいると瞳孔が開いているので、そこに急に光を当てると、広い面積が赤目や青目になります。
BBSのように横を向いている場合は、青目でもそんなに気になりませんね。
正面を向いてピカーッと光っている場合は、青目補正にチャレンジしてみてください。

投稿: そよかぜ | 2011年12月21日 (水) 21時07分

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