ヤマトカギバの幼虫
(2012年3月12日に記事内容を全面的に書き換えました。)
11月26日にクリの木を見に行ったところ、写真のような幼虫がいました。 ちょうど11月23日の記事にしたヘリヒラタアブのことが気になっていた時で、11月26日に再度見に行くとこの幼虫がいて、アブの幼虫の呼吸筒のようなものを持っていたので、自信の無いまま、ヘリヒラタアブの幼虫として、当初のタイトルも「ヘリヒラタアブの幼虫(?)」としていたところ、Aclerisさんに、ヤマトカギバの幼虫だと教えていただきました(コメント参照)。 尾脚が退化し、肛上板の先端が角状に伸びていて、イモムシらしくはありませんが、これがカギバガの仲間の特徴だということです。
ヤマトカギバの成虫は、4~6月と8~9月に出現し、私の家の近くでもよく見る蛾です。 幼虫はブナ科のコナラ、クヌギ、クリなどの葉を食べます。 11月26日の様子は、動きは活発ではありませんでしたが、頭を前に後ろへと動かしていました。
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コメント
コンニチワ、初めまして。
ネットをぶらぶらしていてたどり着きました。
この幼虫はヤマトカギバと言う蛾の幼虫です。
尾脚が退化して肛上板の先端が角状に伸びているのでイモムシらしくありませんが、これがカギバガの仲間の特徴です。
近縁の種類にエゾカギバとサキシマカギバがいますが、サキシマカギバは南方系、エゾカギバはブナ帯に生息する種類なので、候補から外れるでしょう。
投稿: Acleris | 2012年3月12日 (月) 18時39分
Aclerisさん、ありがとうございました。
Aclerisさんのブログ「いもむしうんちは雨の音」はよく見せてもらっています。トゲキジラミの時もデータを引用させていただき、Aclerisさんのブログにコメントを入れようとしたのですが、どういう訳か入りませんでした。
これからもよろしくお願いします。
投稿: そよかぜ | 2012年3月12日 (月) 21時09分