メグスリノキ
堺市の南部にある感応寺に植栽されているメグスリノキが美しく紅葉しています。
メグスリノキは、その名のとおり、目の病気を改善する成分を持っているとともに、肝機能を向上させる成分も有しています。 この薬効でよく知られていて、サプリメントとして販売もされ、苗木も販売されたりしていますが、紅葉が美しいことは、あまり知られていません。 効用は知られていても、紅葉は知られていないわけですね (^-^ )v
「目薬」と聞くと西洋医学を連想し、最近になって導入された木であるようにも思いますが、じつは日本に自生している木です。 それどころか、日本にしか自生していない木で、青森県・秋田県を除く本州、四国と宮崎県・鹿児島県・沖縄県を除く九州の、標高700m前後の山中を中心として分布しているカエデ科の落葉高木です。
カエデ科といっても、タカオカエデやイタヤカエデなどの見慣れたカエデとは異なり、3出複葉です。 ただ、カエデ科の特徴のひとつに葉が対生であることが挙げられますが、この特徴はメグスリノキにも当てはまります。 毛の多い植物で、葉柄や葉の裏、それに枝には、たくさんの毛が生えています(下の写真)。
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コメント
メグスリノキはかって庭に植えて紅葉をめでていましたが、7年後急に枯れてしまいました。
でもその年初めて実を結び、その翼果を見てこの木がカエデ科であった事を確認しました。
投稿: 夕菅 | 2011年12月 8日 (木) 12時48分
7年経って、花も咲くようになり、かなり大きく育っていたでしょうに、急に枯れたとは残念ですね。
虫か気候か、考えられる原因はあるのでしょうか。
メグスリノキはそんなによく見られる木ではありません。枯れてしまいやすい木なのかもしれませんね。
投稿: そよかぜ | 2011年12月 8日 (木) 23時05分