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2011年12月13日 (火)

カネタタキ

 マサキの果実が裂開し、仮種皮におおわれた種子がぶら下がりはじめています。 そのマサキの果実にカネタタキのメスが来ていました。 長い尾角の間に産卵管があります。

Kanetataki111213_1

 カネタタキの成虫出現時期は8月~12月で、直翅目(キリギリス、コオロギ、バッタの仲間)のうちでは自然環境下で最も遅くまで鳴き声を聞くことができます。 「カネタタキ」の名前は、このチン・チン・チン・・・という小さな鳴き声からきています。
 樹上性の昆虫で、街路樹や庭木にも生息しているのですが、夜行性で、夏の間は鳴き声も夜しか聴くことができませんが、温度が下がってくると昼間でも鳴いています。
 写真は成虫ですが、翅がありません。 メスはこのように翅が無く、オスの翅も小さくて鳴くことにのみ使われているようです。
 カネタタキの成虫は、飼育下では蜂蜜やドッグフードなどで育てることができるようなのですが、自然環境下で何を食べて生きているのか、じつはよく分かっていません。 今回見ていると、カネタタキはマサキの仮種皮に惹かれているようでした。 しかしカメラを近づけたため、カネタタキに逃避行動をとらせてしまうことになり、仮種皮をかじるなどの行動は確認できませんでした。
 マサキの種子散布戦略は、仮種皮の色からしても、種子を鳥に食べて運んでもらうことでしょう。 しかし、仮種皮の表面にはカネタタキの好む物質があるのかもしれません。

Kanetataki111213_2

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