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2011年11月25日 (金)

ヤマウルシ

Yamaurusi111110_1

 漆塗りの漆を採るウルシとヤマウルシは別種です。 山に生えているウルシをヤマウルシと言うのではありません。 ウルシは中国・ヒマラヤが原産で、栽培されていて、このあたりの野山で見るのはヤマウルシです。 といっても両者は近縁で、どちらもかぶれることは同じです。
 ヤマウルシとよく似ていて、ヤマウルシ同様よく見かける木にヤマハゼがあり、どちらも美しく紅葉します。
 両者を見分けるには、果実を見るのが最も簡単です。 下は最初の写真の果実の部分を拡大したものですが、ちょうど果皮が取れかかっていて、果実と種子の両方が見えています。 写真のように、果実には荒い毛が密生していて、秋に淡褐色になった果皮が割れると、種子が現れます。 種子は白色で、縦縞があるのですが、写真が少し小さかったですね(距離があったもので・・・)。

Yamaurusi111110_3

 これに対してヤマハゼの果実の表面にはほとんど毛が無く、光沢があり、扁球形です。 ヤマハゼは明日の記事にする予定です。
 しかし、ヤマウルシは雌雄異株で、雄株には果実はついていません。 また雌株でも若い時には果実をつけません。 そんな時にヤマウルシとヤマハゼを見分けるには、どこを見ればいいのでしょうか。
 例えば複葉の小葉がヤマウルシの方が幅広い傾向があり、ヤマウルシの方が小葉の数が少ない傾向があり、若い株ではヤマウルシの方が小葉にきょ歯の出る傾向が強いなど、細かく見ればいろんな違いがあります。 私がもう少し区別しやすいかなと思っているのは、小葉の主脈から側脈が分岐する角度(下の写真の赤い線)です。 この角度がヤマウルシの方が鋭角になる傾向があります。 明日のヤマハゼと比較してみてください。

Yamaurusi111110_2

 ただしこれも両種の中間的な角度のものもあり、他の特徴も併せて見ておくことが必要なんでしょうね。

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コメント

先月の事、上野森林公園で撮った中に
よくにた実があります。
BBSに貼らせていただきました。

投稿: わんちゃん | 2011年11月27日 (日) 21時16分

先月の事、上野森林公園で撮った中に
よくにた実があります。
BBSに貼らせていただきました。

ヤマウルシかな?ヤマハゼかな?
それとも・・・?

投稿: わんちゃん | 2011年11月27日 (日) 21時18分

ヤマウルシですね。
ほとんどの果実で果皮が取れ、種子がむき出しになっている状態です。

投稿: そよかぜ | 2011年11月27日 (日) 22時51分

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